白山周辺(岐阜) ゾウゾウ山(951.9m) 2021年4月30日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 10:59 送電線巡視路入口(林道)−−11:11 ゾウゾウ山−−11:24 送電線巡視路入口(林道)

場所岐阜県大野郡白川村
年月日2021年4月30日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無途中まで送電線巡視路あり
籔の有無西尾根ならほぼ無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント飛騨白川PA近くの山。山頂近くまで林道が延びているがまさかマイカーで入れるとは思っていなかったが、既に雪解けして送電線巡視道入口まで車で入れてしまった。巡視路は山頂を通っていないが西尾根は藪が少なくお勧め




林道に駐車 送電線巡視路入口
刈り払われた巡視路が続く ここで巡視路と分かれて上へ
杉の植林帯を登る 標高940m付近
最初に2つの標識が登場。手を伸ばしても届かないので2m以上 ゾウゾウ山山頂。三角点周囲は刈られている
三角点北側は背の高い根曲がり竹 帰りは西尾根へ。植林帯より藪が無く快適
東海北陸道白川PA タムシバ
ブナ林の向こうに送電鉄塔が見えてきた 送電鉄塔で巡視路に乗る
送電鉄塔付近は多量のタラノ木が自生していた。まだ芽吹いていない 植林から出ると雪が消えて巡視路がはっきりする
林道に出る 有料道路は橋の破損で通行止め


・なんとも不思議な山名。飛騨北部にはカタカナの山名がいくつも見られるが「ゾウゾウ」は特に珍妙な響きがある。場所は白川村中心部のすぐ西側で、地形図を見ると山頂直下まで車道が書かれている。しかしマイカーで入れるような状況かは不明で、今の時期では南の卒塔婆峠まで車で入れるかも不明。冬場に除雪などされない道路だろうから、日当たりの悪い場所で路上に雪があったら車では進めない。

・ソウレ山が終わってゾウゾウ山に向かった関係上、東側から卒塔婆峠を目指した。意外にも舗装された道で安心して走行可能だが、雪解け直後で路面上には枯れ枝が落ちていたりとどこまで普通車で入れるのか不安な状況だった。しかし対向車としてホイールローダーが下ってきて状況が一変。路上の邪魔な枯れ木等をどかしながら下ってきており、明らかに道路整備中だった。今回は運よく道路整備直後に入ることができ卒塔婆峠まで問題なく入れた。

・卒塔婆峠より先の林道はさすがに入れないだろうと思ったら、ダートでも意外にも路面は良好で残雪も皆無でどんどん奥へと入っていく。そして山頂直下を通る送電線下で送電線巡視路入口を発見。ここから登るのが正解だろう。少しだけ道幅が広がった箇所に駐車して巡視路に入った。

・巡視路はしっかりと刈払いされているが、周囲の斜面は濃い灌木藪で巡視路の存在は大いに助かる。この標高でこの藪の濃さとは侮れない。

・灌木藪から杉の植林帯へ変わると僅かながら残雪が登場。残雪が上へと延びている個所で巡視路を離れて上へ。植林帯では雪の締まりが悪く長靴でギリギリ雪が侵入しない程度に潜る箇所も。しかし雪がある場所はまだマシで雪が消えた個所では藪が薄い場所を狙って上がっていく。幸いにして植林帯の中なので藪はそれほど濃くない。これなら無雪期でも問題なく登れそうだ。

・登り切って傾斜が無くなるとゾウゾウ山山頂に到着。山頂付近のみ背の高い根曲竹に覆われているが、三角点周辺は藪が刈られていた。紅色の手製の山頂標識が3つほどあり、大きさや形状、色、字体からして同一人物による作品と思われた。2つは背の高いブナの地上から2m以上の場所に取り付けられ、いかにも雪がある時期に付けられたもの。もう一つは三角点近くの矮小灌木に取り付けられていて、おそらく雪がある時期は雪に倒されて寝ている木だろうから無雪期のもの。こんなマイナーな山に少なくとも3回も登る人がいるようだ。樹林で展望はない。

・帰りは西尾根を下ることに。登ってきた北斜面はずっと杉植林だったが西尾根はブナの自然林で、こちらの方が藪が少なく歩きやすかったのでお勧め。送電鉄塔付近は樹林が刈り払われ開けた場所で、そこに多数生えていたのはタラの木。まだ芽が出る前だったがあと1週間程度で大量のタラの芽が取れるであろう。ここまでたくさんあるのは珍しい。

・送電鉄塔からは巡視路を下るが、杉の植林帯へ入ると残雪で巡視路の続きが分からなくなり適当にトラバース。正確なルートより低い位置を通ったようで植林帯から自然林へ変わってしまったので高度を上げると、往路で雪に乗って巡視路から斜面に取り付いた場所に出た。確かにここで巡視路は残雪のため見えなくなっていた。

・その後は巡視路は全部顔を出しているので問題なく歩けた。朝は曇っていたが今は日差しが強く、杉植林を抜けると日影が無くなって暑いくらいだった。

・帰りがけに料金所手前の流された橋の写真でも撮影しようと有料道路に入ろうとしたら、朝には無かった立入禁止の看板とユニコーンあり。どうやら復旧工事が始まったらしい。有料道路入口付近に登山者用駐車場があり、そこには橋の流出で三方岩岳登山口へのアプローチはできなくなった旨が書かれていた。

 

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